蓋を外す
- yumeomou gatmountain
- 2023年4月13日
- 読了時間: 1分
蓋をしておく。時と場合にもよるが物事には蓋をしておくべき時期があったりする。
私は思う。物語を作る際にも同じことが言えるのではないかと思い始める。小説にしろ、論説にしろ、最も伝えたいところにあらかじめ蓋をしておくなどの工夫を施す必要がある。そういう時がある。場合がある。
素直に伝えたいことを伝えれば良いのかもしれないが、物語を創る際には、どうやら常に素直であれば良いというわけでもないのではないか。つまりは、そういうわけにもいかないのではないだろうか。
蓋をしておいて、絶妙なタイミングで、蓋を外す。そのさじ加減が小説、論説にしろ、書き手に問われる才覚なのだと言えるのかもしれない。
あなたはあらかじめ蓋をしておいたその蓋をいつ外す。どう外す。もし、何かを創造するという仕事に求められる才があるとするならば、きっとこれもその一つと言えるのだろう。
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