top of page

一人アブストラクト

既存の論文文化はアブストラクトにその論考の要旨をまとめ社会へと自らの研究を報告する。そのアブストラクトという文化には可能性がある。世の中に自らの研究を近づけていく。そう、報告という形で日常へと研究の世界観を近づけていくという点で優れている。しかし、実際上、アブストラクトに目を通し、論文文化に明るくなることは予想以上に難しいことであると個人的に感じる。私はアブストラクトを読みつなぐ旅へと出かけることとした。アブストラクトから概念の広がりを読み取り、概念の収集活動へと没頭していく。読み手としての活動を既存の論文文化のアブストラクトへと求めていく。私の独りよがりの活動が誰かの研究心へと発展していくことを心のどこかで望みながら読み込んでいくのだ。

 
 
 
 
 
bottom of page